当社では、孤独死で部屋に死臭が漂う遺品整理でも通常料金で行っています。また、特殊清掃については、賃貸住宅の場合は、大家さんのご承諾や指示のもとに行います。自己所有の場合の特殊清掃については、遺品の撤去後に状態を把握してご提案いたします。
孤独死の部屋も通常料金だからきちんと説明してくださいね
今回は、お電話のご依頼でとんとん拍子に契約になったのですが、ドラマのような現場でした。それは70代くらいの男性の電話から始まりました。部屋を片付けてほしいという話のほかに誰が住んでいる部屋、何のために撤去するのか、依頼人と部屋の住人の関係についてなど一切ご依頼人から聞かされず商談が進みました。作業のために指定された日時に出向き部屋にいた男性の方に確認を取ろうとしてもこの部屋の知り合いという以外話していただけません。はっきりしないのでは部屋の荷物の撤去をするのは問題があるとお話しし、契約書にきちんと住所、氏名、電話を記入していただき作業を行うことにしました。
作業の内容は、部屋を明け渡すので部屋にある家財生活用品はすべて廃棄する。撤去後は簡単に掃除してほしい。との依頼内容で料金をいただき、終了したら部屋のカギを群馬の自宅に送ること。商談が終わり作業を開始したのですが、男性の方は、部屋のドアの外から部屋の中を何かを物色しているようにのぞき見し帰ろうとしません。搬出の準備ができたゴミは順次用意したトラックに積み込みたいのですがドアの外いる男性のお客さんが邪魔になります。彼に「仕事の邪魔になりますが、何か探し物あるのですか、言っていただければ、こちらで探してお渡しいたしますよ。」と話しても「何もないよ捨ててよい」といいます。ちっと変だなと思っていたら30分ほどで挨拶され乗ってこられた乗用車で女性を乗せお帰りになりました。
スタッフ2人は、不自然を感じながらも黙々と作業をしていました。その不自然と感じる点は、3つです。一つは、男性の振る舞いと男性と部屋の主との関係です。その上何か挙動不審で行動が落ち着いていないこと。関係も知り合いというだけで不自然に感じます。二点目は、窓ガラスにガムテープを張られ外気が入らないようにされていた。これ寒さ防止なのかなと思っていました。三つ目は、炊飯器の釜の中に黒い灰が入っていた。お米でも焦がしたのかなと思っていた。不思議な違和感があると感じながら遅くなるといけないので、黙々と作業をしていました。
作業終盤に机の中から2通の手紙で3つの謎が解けました
終盤に近付いて机を整理していた時です。引き出しの中から2通の手紙が発見されたのです。一通は父親宛、もう一通は、恩師(高校の先生)でした。文面からすると明らかに遺書でした。これで今まで不思議と思っていたこ3つの謎が解けました。不思議と感じていたご依頼者は、この部屋で亡くなった親、燃えカスが入っていた灰は、練炭の燃えカス。窓のガムテープは、目張りのための養生でした。荷物の様子から、部屋は、1年以上そのままにしていたので死臭が消えていたのでしょう。遺書は、実家にお電話したうえでお送りいたしました。
※個人情報保護の配慮から地域名・写真は差し替えて掲載しております。
編集室からのコメント
当社では、作業着手前のキャンセルは、無料です。着手後途中キャンセルの場合は、ご利用分相当を計算し、料金の精算をさせていただいております。詳しくは、特定取引規約をご覧ください。
空き家や引越し後のお部屋の残置物撤去のほかに色々なお片付けを行っています。
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